望む姿勢
当社では営業全体(国内Gr、海外Gr、開発含める)の会議を月1程度の頻度で開催しています。
1か月の内でどんな動きをしたかを営業担当者に共有してもらい、それに対して関係者が意見を取り交わしております。最近の会議は数年前と比べて質が上がっているように感じますが、まだまだ自分事として捉えて参加している人が多くないのが実態です。直近の会議で全員にそれを伝えたので、これから意識を改めて変えてもらいたいと願っております。特に会議の人数が10人を超える場合は、油断する人が増えるので、管理者は1人1人の言動・仕草を見て一部評価対象の参考にすべきと思います。
数年前の会議の悪い例として、1人が共有してくれた意見に対し、ごく一部のスタッフは例え自分に関係する内容でも特にうなずく様子もなく、コメントも一切しない事があります。また、会議に参加している中で、特に発言する様子もなく、終始不機嫌な態度をとる人もいます。更に酷い例は、人が話している最中に自分の爪を眺めたり、髪の毛をくるくるいじったり、問題外の行動をとる人もいました。もちろん、会議後に呼び出して注意するのですが、向こう2ヵ月は直ってもまた元の状態に戻り、結果として協調性の無い人として周りから見られ、辞職していくという流れがありました。
仮に会議に対して不満を持っているのであれば、周りを巻き込んで「自分が思うように良くしていこう」というバイタリティのある人材がいたらとても貴重です。自分の力では無理だとしても、信頼できる上司や同僚に共感して動いてもらう事で、会議自体の質は変わっていきます。
これからも「謙虚」で「向上心のある」「協調性のある」人材をしっかり見て、そういったスタッフと共に高めあっていきたいと思います。
ニッケン刃物代表取締役 熊田祐士