兼業副業

一昔前までは、兼業や副業を禁止する会社がほとんどであったと思いますが、近年は働き方改革の一環として、兼業副業が徐々にではありますが、広がってきているように感じます。

これまでに兼業が否定されてきた背景としては、①会社情報の流出や②疲労による本業への影響、等のデメリットが挙がっていたと思います。近年、その流れが変わってきたのは、兼業をする事で①本人のスキルアップ、②収入アップ、といったメリットがデメリットを上回ってきたからと感じております。昔の企業本位の考え方から社員目線の考え方に寄り添うようになってきた事が伺えます。

当社も内容によりますが、基本的に兼業はOK（要相談）にするようになりました。同時に、外部からの兼業副業の受け入れにも対応するようになりました。その一環として、中部経済産業局の「新しい働き方会議2021」にも加わり、新商品の開発スピードをあげるためのパートナー探しを開始しました。現在、当社はベテラン開発者1名に頼った新商品づくりとなっているため、外部の開発者や企画者と組むことで、当社の可能性を更に広げていきたいという想いがあります。将来的に、社内からアイデアがたくさん出る風土に、かつ、迅速にカタチ（図面）にできる体制になっていけたらと思います。

このパートナー探しを機に、今後のニッケン刃物の方向性や可能性を模索していきたいと思います。ワクワクしながら、画期的な新商品づくりを共に進めていける人材をとても楽しみにしております！

ニッケン刃物代表取締役　熊田祐士