誠意への恩返し

普段の仕事で関係する取引先の方々や協力会社の方々がこちらの考えや立場を考慮し、誠意を尽くしてくれた際に本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

例えば、ある協力会社の方に依頼させて頂いた加工を納期が差し迫っていた時に、早めの納品を協力してくれる事、また、ある販売先の方が原材料の値上げに応じて価格に転嫁頂ける事など、関係会社各社には多大なご理解を頂いております。こういった企業様には、もっと当社で貢献できることが他にないかと意識が向かいます。このような関係性になった時は、長い目で見たら両社がプラスの循環に働いていくように思えます。助けてもらった時に今度は助ける立場になるのが自然ですので、協力的な方々への感謝は忘れずにいなければいけません。

反対に誠意のない態度をし続ける会社は、いくらお客さんと言えど、将来的に長いお付き合いはしない方が良いと思っております。身近でよく聞く話として、メールや電話をしても折り返さないような担当者や、会った事がないのにタメ口で電話をする担当者など、様々なケースがあります。当社にはこういった誠意のない人材は一人もいません。忙しい時でも翌日には折り返し電話連絡を入れますし、決して取引先にタメ口で話す事はありません。珍しい事かもしれませんが、社内でも上から高圧的な態度をとるスタッフは当社にはいません。

このように、お互いがWin-Winの関係性を作っていくには、相手の立場や想いを踏まえた言動をとる事が重要です。当社はこれからも相手を大切にするスタッフやお得意様を歓迎し、関係者全員が満足する道を歩んでいきたいと思います。

ニッケン刃物代表取締役　熊田祐士